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エンジン整備・実車解説
ハイエース タイミングベルト交換|1KD実車で手順と警告灯リセット
KDH206V(1KD-FTV・3.0Lディーゼル)の実車で、交換部品・手順・締付トルク・T-BELT警告灯の消し方を1級整備士が解説
こんにちは、1級自動車整備士のnaoです。
今回はハイエースのKDH206V(平成27年11月初度登録・1KD-FTV)が入庫しました。走行距離は約20万2千km。メーターに「T-BELT」の警告灯が点き、マルチインフォメーションディスプレイには「タイミングベルト メンテナンス時期です」と出ていたので、タイミングベルトとファンベルトを交換しました。

この記事では、実車で使った部品の品番、整備書に沿った外し方・付け方と締付トルク、そして検索でいちばん多い「タイベル警告灯の消し方」まで、順番に解説します。
この記事のポイント
・1KD-FTVのタイミングベルトは10万kmごとの交換。T-BELT警告灯はその目安で点く
・警告灯はODO/TRIPスイッチの操作で消せる。ただしベルトを替えていなくても消えてしまうので注意
・1KDのタイベルはクランクに直接掛かっていない。ウォーターポンプも回していない
・今回の実車(H27年式)のファンベルトは7PK1475だった
まず確認:あなたのハイエースは1KD?2KD?1GD?
ハイエース200系のディーゼルは、年式によってエンジンが3種類あります。タイミングベルトがあるのは1KDと2KDだけで、1GDはタイミングチェーンなので交換の必要がありません。車検証の「原動機の型式」欄で確認してください。
| 型式の頭 | エンジン | 排気量 | カムの駆動 |
|---|---|---|---|
| KDH(2.5L車) | 2KD-FTV | 2.5L | タイミングベルト |
| KDH(3.0L車) | 1KD-FTV(この記事) | 3.0L | タイミングベルト |
| GDH | 1GD-FTV | 2.8L | タイミングチェーン(タイベルなし) |
型式が同じ「KDH」でも、2KDと1KDの両方があります。迷ったら車検証の原動機の型式が「1KD」か「2KD」かを見るのが確実です。1GDのベルト交換はハイエース ファンベルト交換|1GD実車で手順とコツを解説で解説しています。
交換時期は10万km|T-BELT警告灯のしくみ
1KD-FTVのタイミングベルトの交換目安は10万kmです。メーターのT-BELT警告灯は、前回の設定から決められた距離を走ると点灯して、交換時期を知らせてくれます。整備書でも、ベルト交換時に設定する距離は「10」(万km)と決められています。実車のタイミングベルトカバーにも「タイミングベルト交換 100,000km」のラベルが貼られていました(後半の手順の写真で紹介します)。
タイミングベルトは、カムシャフト(エンジンの吸排気バルブを開け閉めする軸)を回すゴムの歯付きベルトです。もし走行中に切れると、エンジンが止まるだけでなく、バルブとピストンがぶつかってエンジン内部が壊れるおそれがあります。警告灯が点いたら、「まだ走れるか」ではなく早めに交換の段取りをするのが正解です。
⚠️ 中古で買ったハイエースは、前のオーナーがベルトを替えずに警告灯だけ消している可能性があります。エンジンルームのタイミングベルトカバー付近に交換済みのステッカー(交換日・距離の記入)があるか、整備記録簿で交換歴を確認しましょう。

タイベル警告灯(T-BELT)の消し方・リセット手順
ベルトを交換したら、最後に警告灯をリセットします。操作するのは、メーターから出ているODO/TRIP切り替えスイッチ(距離表示を切り替えるノブ)だけ。工具も診断機も要りません。以下は整備書の手順で、今回のH27年式の実車でもこのとおりに消せました。
手順1:設定モードに入る
- エンジンスイッチをON(IG ON)にする
- スイッチを押して、表示を「TRIP B」にしてからOFFにする
- スイッチを押したままONにする。T-BELT警告灯が点滅するので、そのまま5秒以上押し続ける
- 5秒たったら離して、5秒以内にもう一度押す
- タイミングベルトモードに入り、「10」(万km)と表示される
手順2:設定値を確認する
スイッチを1回押すごとに1万kmずつ増え、20の次は1に戻ります。ベルトを交換したときは「10」に合わせます。メーター交換歴のある車は初期値が10と出ないことがあるので、表示をよく見てください。
手順3:設定を終了する
設定値を合わせたら、スイッチを5秒以上押し続けてから離します。表示が「TRIP B」に戻り、警告灯が消えていれば完了です。なお、30秒以上何も操作しないと、設定は前の値のまま通常表示に戻ります。

⚠️ この終了操作をすると、ベルトを交換していなくても警告灯は消えます。消すこと自体は簡単ですが、警告灯は「交換を忘れないための仕組み」です。ベルトを替えずに消すと、次に気づくのは10万km先。交換していない車で消すのはやめましょう。
「30万キロで設定できない」「リセットできない」と検索される方がいますが、設定するのはメーターの総走行距離ではありません。整備書では、ベルト交換時は「10」、メーター交換時は「10から交換時点の距離を引いた値」と決められています。つまり次の交換までの距離を入れる考え方なので、20万km・30万kmの車でも、ベルトを替えたら「10」のままで大丈夫です。
また、ネットの情報では2013年11月以前の年式は「TRIP B」ではなく「ODO」表示から始める手順が紹介されています。今回の実車はH27年式なので確認できていません。古い年式で上の手順がうまくいかないときは、取扱書か販売店で確認してください。燃料フィルターの警告灯リセットはハイエース燃料フィルター交換DIY|交換時期・水抜き警告灯リセット・エア抜き【1KD/2KD】にまとめています。
1KDのタイミングベルトは何を回している?ファンベルト・ウォーターポンプとの関係
1KD-FTVのタイミングベルトは、一般的なエンジンと掛かり方が違います。整備書の取り付け手順では、ベルトを掛ける順番は「ポンプドライブシャフトプーリ → カムシャフトタイミングプーリ → タイミングベルトアイドラNo.1」。クランクシャフトのプーリにはベルトが掛かっていません。
ベルトはサプライポンプ(燃料を高圧にするポンプ)を回す軸のプーリから掛かっていて、整備書の外し方の手順にもクランクプーリを外す工程がありません。クランクの回転は、エンジン内部でこのポンプ側の軸に伝わる構成と考えられます。
もうひとつのポイントがウォーターポンプです。整備書のファンベルト掛け回し図では、ウォーターポンプ(W/P)はファンベルト側に描かれています。つまり1KDでは、タイミングベルトはウォーターポンプを回していません。
「タイベルと一緒にウォーターポンプも交換」は1KDでは必須ではない
タイベルがウォーターポンプを回すエンジンでは、同時交換が定番です。1KDは駆動がファンベルト側なので、事情が少し違います。ただし整備事例では、ポンプ本体の交換はタイミングベルトを外して行う作業になると紹介されています。距離が伸びている車や、LLC(冷却水)のにじみがある車は、同時交換を整備工場と相談すると二度手間を防げます。
今回交換した部品と品番
今回の車両(LDF-KDH206V・H27年式)に使った部品です。部品商に車台番号で照会してもらったものなので、同じ型式でも年式によって品番が変わることがあります。注文するときは車台番号を伝えてください。
| 部品 | 品番 | メーカー・備考 |
|---|---|---|
| タイミングベルト | TM-T064 | 純正品番13568-39015相当(パッケージ表記) |
| タイミングベルトテンショナ(油圧式) | ATT1011 | NTN |
| タイミングベルトアイドラ | TT152 | NSK |
| ファンベルト(ファン&オルタネータVベルト) | 7PK1475 | BANDO リブエース・エコ |



⚠️ 整備書では、アイドラNo.1を留めるワッシャは再使用不可部品です。アイドラを替えるときは、ワッシャも新品を用意しましょう。
今回の交換に使った部品
品番で検索した結果のページが開きます。適合は年式で変わることがあるので、注文前に車台番号で確認してください。
タイミングベルト(TM-T064)
タイミングベルトテンショナ(ATT1011)
タイミングベルトアイドラ(TT152)
ファンベルト(7PK1475)
必要な工具
- 22mmのソケット:クランクプーリのボルトで、エンジンを手で回すのに使う
- 14mmのソケットかメガネ:ファンベルトのテンショナを緩めるのに使う(今回の実車)
- 10mmのソケットヘキサゴン(六角棒の付いたソケット):アイドラNo.1のボルト
- 二面幅1.5mmの六角棒レンチ:油圧テンショナを縮めた状態で止めておくピンの代わり
- 点検ミラー(鏡):下側の合いマークを見るのに便利
- トルクレンチ、ペイントマーカー(合いマーク用)
- 油圧テンショナを再使用する場合はプレス
タイミングベルトの外し方|整備書より早い実車の方法
ここからは、今回の実車で実際にやった手順で解説します。整備書の手順とは少し違いますが、外す部品を最小限にしたぶん、ファンベルトの同時交換を含めて約1時間で終わりました。整備士として、この方法が早いと考えています。
整備書の手順との違い
| 作業 | 整備書の手順 | 今回の実車(早い方法) |
|---|---|---|
| 冷却水 | 抜き取る(最後に補充・漏れ点検) | 抜かない |
| 助手席 | スカッフプレートとシートを取り外す | シートを跳ね上げるだけ |
| エアコンコンプレッサ | アウトレットエルボを外し、コンプレッサを切り離す | 外さない |
| ラジエータインレットホース | 外す | 外さない |
| ファンベルト | 外す | 外さなくてもできる(今回は同時交換のため外した) |
| パワステの10mmボルト2本 | (手順にない) | 最初に外して作業スペースを広げる |
| 作業時間 | — | 約1時間(ファンベルト交換を含む) |
🔧 現場メモ(整備士nao)
ポイントは「タイベルの前側だけに手が届けばいい」ということ。冷却水・コンプレッサ・ラジエータホースに触らないので、LLCの補充やエア抜き、エアコン配管の心配がありません。ただし、手が入りにくい・工具が掛からないと感じたら、無理をせず整備書どおりに外してください。
手順0:助手席を跳ね上げてエンジン前側を出す
ハイエースは助手席シートを跳ね上げるだけで、すぐにエンジンルームが見えます。


手順1:パワステの10mmボルト2本を外す
カバーを外す前に、まずパワーステアリングのリザーバタンク側を留めている10mmのボルト2本を外します。整備書の手順にはない作業ですが、これを外すとタンク側が動かせるようになり、作業スペースがぐっと広がります。

🔧 現場メモ(整備士nao)
最初にこの2本を外しておくのが、作業を早く終わらせるコツです。手を入れるすき間が広がるので、カバーのボルトやテンショナの作業がぐっと楽になります。作業が終わったら、忘れずに元どおり締め付けてください。
手順2:タイミングベルトカバーNo.1を外す
クランプのボルトを外してクランプを取り外し、ワイヤハーネスのクランプを切り離してから、ボルト6本を外してカバーを取ります。

🔧 現場メモ(整備士nao)
カバーはハーネスが掛かっている所(写真左の丸)が引っかかって外れにくいです。ハーネスを手で少し逃がしながら、カバーを抜くように外すとスムーズです。付けるときも同じ所で引っかかるので、同じようにハーネスを逃がしながら入れます。



手順3:(同時交換する場合)ファンベルトを外す


🔧 現場メモ(整備士nao)
タイミングベルトの交換だけなら、ファンベルトは外さなくても作業できます。今回はファンベルトも同時に交換したので外しました。ファンベルトの交換は、タイミングベルトカバーを外したあとのほうが作業スペースを確保できるので、カバーを外してから作業しています。
テンショナプーリ中心のボルトに工具を掛けて、テンショナプーリを時計方向に回すとベルトが緩みます。その状態でベルトを外します。今回の実車では14mmの工具を使いました。

手順4:No.1シリンダを圧縮上死点に合わせる
22mmのソケットでクランクプーリのボルトを時計回りに回し、カム側とポンプ側のプーリの合いマークを合わせます。これが「No.1シリンダ圧縮上死点」(1番シリンダのピストンが一番上に来て、バルブが閉じている位置)です。


🔧 現場メモ(整備士nao)
下側(ポンプ側)の合いマークはとにかく見にくいです。上からのぞき込んでもほぼ見えないので、点検ミラー(鏡)があると便利。マークが合ったらペイントで印を付けておくと、取り付け時の確認が楽になります。
ベルトを再使用する場合は、外す前にベルトに回転方向を矢印で書き、プーリの合いマークの位置にペイントしておきます。

手順5:テンショナとベルトを外す
テンショナのボルト2本を均等に少しずつ緩めて、テンショナを外します。張りがなくなったらタイミングベルトを外します。
⚠️ ベルトを外したら、クランクシャフトを上死点から左回転方向へ90°回しておきます。整備書の「ピストンおよびバルブ破損防止作業」です。上死点のままカムが回ってしまうと、バルブが全開になったときにピストンと干渉し、破損することがあるためです。
手順6:アイドラNo.1を外す
10mmのソケットヘキサゴンでボルトを外し、アイドラNo.1とワッシャを外します。


タイミングベルトの付け方と合いマーク
手順1:アイドラNo.1を取り付ける
10mmのソケットヘキサゴンで、新品のワッシャとともに35 N·mで締めます。取り付けたら、アイドラプーリが手で滑らかに回るかを確認します。引っかかりがあれば交換です。

手順2:合いマークを確認してベルトを掛ける
外すときにクランクを90°回したので、クランクを上死点まで戻してポンプ側の合いマークを合わせ直します。各プーリの合いマークが合っていることを確認し、ベルトをポンプドライブシャフトプーリ → カムシャフトタイミングプーリ → アイドラNo.1の順に掛けます。ベルトを再使用する場合は、外すときに付けたペイントと回転方向を合わせます。
手順3:油圧テンショナを縮めて取り付ける
1KDのテンショナは油圧式です。ロッド(押し出す棒)を縮めて、穴に二面幅1.5mmの六角棒レンチを差して止めた状態で取り付けます。

今回使ったNTN製の新品は、写真のとおりピンが差してある状態でした。外したテンショナを再使用するときは、プレスで縮める必要があります。整備書の注意点は次のとおりです。
- テンショナをプレスにまっすぐセットし、ロッドを上に向けた状態で縮める
- ロッドの先端はウエスなどで保護する
- ロッドをゆっくり縮め、縮めながらロッドとシリンダの穴を合わせて1.5mmの六角棒レンチを通す
- ロッドにかける力は9.8kN(1,000kgf)以上にしない
テンショナはボルト2本で13 N·m。傾いて付くと正しく働かないので、2本を均等に締めます。締めたら六角棒レンチ(ピン)を引き抜きます。
手順4:クランクを2回転させて合いマークを再確認
クランクシャフトを正回転方向(時計回り)に2回転させ、各プーリの合いマークがぴったり合っているかを確認します。ここでずれていたら、ベルトの掛け直しです。1コマ(歯1枚)のずれでも見逃さないように、ここでも鏡を使って下側までしっかり見ます。
手順5:カバーと周辺部品を戻す
タイミングベルトカバーNo.1をボルト6本で6.0 N·m、ハーネスクランプを留めるボルトを18 N·mで締めます。あとは外した部品を逆の順番で戻し(パワステの10mmボルト2本も忘れずに)、整備書どおり冷却水を抜いた場合は、補充と漏れの点検をします。最後にT-BELT警告灯のリセット(上の手順)を忘れずに。
🔧 現場メモ(整備士nao)
カバー左上のボルトは、エンジンワイヤーハーネスが邪魔で入れにくいです。ハーネスを手で少し逃がしながらボルトを差し込むと、すんなり入ります。無理に押し込むとネジ山をかじるので、最初は手で回して入れましょう。
🔧 現場メモ(整備士nao)
ファンベルトは、最後に掛ける所を残して先に掛けておきます。テンショナに14mmのディープソケットを掛け、時計回りに回して緩めた状態のまま、最後の1か所にベルトを入れると楽に掛かります。


ファンベルトも同時に交換するのがおすすめ
タイミングベルトの交換だけなら、ファンベルトは外さなくても作業できます。ただ、1KDのファンベルトはウォーターポンプも回しているので、切れるとオーバーヒートにつながる大事なベルトです。タイミングベルトカバーを外したときは作業スペースが広く取れるので、このタイミングで一緒に交換しておくと効率的です。

今回の実車(H27年式)に使ったファンベルトは7PK1475(バンドー リブエース・エコ)で、2KDと同じ品番でした。古い年式の1KDは7PK1473Eとする適合表もあるので、注文は車台番号で照会してからにしてください。
📖 ファンベルトの外し方・掛け方はこちら
ハイエース200系 2KD・1KDファンベルト交換|品番7PK1475
テンショナーの緩め方(今回は14mm)、アイドラプーリーNo.2に最後に掛けるコツ、インジケーターの確認まで、1KDの実車写真付きでまとめています。
締付トルク一覧(1KD-FTV・整備書確認値)
| 部位 | 締付トルク |
|---|---|
| タイミングベルトアイドラNo.1 ボルト | 35 N·m(357 kgf·cm) |
| タイミングベルトテンショナ ボルト(2本) | 13 N·m(133 kgf·cm) |
| タイミングベルトカバーNo.1 ボルト(6本) | 6.0 N·m(61 kgf·cm) |
| ハーネスクランプ ボルト | 18 N·m(184 kgf·cm) |
| エアコンコンプレッサ 取付ボルト(4本) | 25 N·m(255 kgf·cm) |
| コンプレッサアウトレットエルボ ボルト | 12 N·m(122 kgf·cm) |
テンショナとカバーのボルトは締付トルクが小さいので、締めすぎに注意してください。
よくある失敗と対策
- 合いマークが1コマずれる:クランクを2回転させてから、上も下も鏡で再確認する
- テンショナが傾いて付く:ボルト2本を交互に少しずつ締める
- ピンの抜き忘れ:ピンを抜かないとベルトが張られない。カバーを付ける前に必ず確認
- 警告灯のリセット忘れ:交換したのに点いたままだと、次の交換時期が分からなくなる
- ベルトを外したまま上死点でカムが回る:ベルトを外したらクランクを90°回しておき、取り付け前に上死点へ戻す
よくある質問
Q1. 警告灯を消すだけではダメですか?
ダメです。警告灯はベルトを替えていなくても消せてしまいますが、ベルトそのものの劣化は進んでいます。10万kmを超えたベルトは、切れるとエンジン内部の破損につながるので、交換してからリセットしてください。
Q2. ウォーターポンプも一緒に替えるべきですか?
1KDはウォーターポンプをファンベルトで回しているので、タイベル交換の「ついで」が必須というわけではありません。ただ、整備事例ではポンプ本体の交換はタイミングベルトを外す作業になると紹介されているので、距離の多い車やLLCのにじみがある車は、同時交換を整備工場と相談するのがおすすめです。
Q3. DIYでできますか?
工具がそろっていれば不可能ではありませんが、合いマーク合わせを間違えるとエンジンを壊すおそれがあります。特に、テンショナを再使用してプレスで縮める作業や、下側の合いマークの確認は難しい部分です。自信がなければ整備工場に任せてください。
Q4. 作業時間はどのくらいですか?
今回の実車では、ファンベルトを含めて約1時間でした。整備書どおりに冷却水を抜いて助手席を外す手順で進めると、もっと時間がかかります。費用はお店によって差があるので、見積もりの際は「テンショナやアイドラも替えるか」「ウォーターポンプも替えるか」を確認しておくと比較しやすくなります。
まとめ
・1KD-FTVのタイミングベルトは10万kmごと。T-BELT警告灯が点いたら早めに交換
・警告灯はODO/TRIPスイッチで「TRIP B」→押しながらON→5秒→再押しで設定モード。「10」に合わせて5秒長押しで終了
・1KDのタイベルはポンプ側プーリとカムプーリに掛かり、クランクやウォーターポンプは回していない
・合いマークは下側が見にくいので鏡を用意。クランク2回転で必ず再確認
・今回の実車(H27年式)は、タイベルTM-T064、テンショナNTN ATT1011、アイドラNSK TT152、ファンベルト7PK1475
ハイエースの整備記事は、ハイエース200系 2KDファンベルト交換|品番7PK1475やハイエース ファンベルト交換|1GD実車で手順とコツを解説でも紹介しています。あわせて参考にしてください。
🚐 ハイエース(200系)の整備記事まとめ|1級整備士の実車記録
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- ファンベルト交換(2KD・1KD)|品番7PK1475
足回り・異音
タイヤ・ホイール
装備
整備士 nao(ナオ)
元自動車検査員
整備歴15年
本記事の内容は整備マニュアル・メーカーサービス情報・現場経験に基づき執筆。プロメンテ(sps-nk.com)では実車写真と動画を交えた一次情報を発信しています。



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